ジャニーズワールドとシルクドソレイユ

歳をとると初めてのことが少なくなるし、いろんな事に慣れたり飽きたりしがちだ。私の場合、望むと望まないかに関わらず、未だに初めてのことに遭遇することが多い。

今年の初めては1月の終りに行った帝国劇場のジャニーズワールド。10月に行ったシルクドソレイユ。

シルクドソレイユを観て気が付いたことは、ジャニーズワールドはシルクドソレイユをも意識して創られた舞台だったのではないかということ。驚いた。世界選抜のサーカスアーティストが行うようなパフォーマンスを自社所属のタレントにさせてしまうのだから。そして他の仕事をこなしながら1ケ月余りの稽古で本番を迎えていること。そしてやり遂げてしまっていること。

命綱なしで天井まで吊り上げられ、自分の身体に巻き付けた布を一瞬でほどき、回転しながら降りて来るなんてどれだけの恐怖なのか。ワイヤー1本で支えられた身体をほぼ水平に保って壁を歩くなんて、鍛えてない肋骨にどれだけの負担をかけるのか。1日2回の公演。身体をボロボロにしながらも輝くような笑顔をずっと絶やさなかった、そのプロフェッショナルな姿勢に深く感動した。

天井から布をほどいて降りる瞬間、一瞬目を瞑り恐怖を振り払うような表情をしたのを双眼鏡越しに観た。あぁ、怖いんだ。やっぱり。

何年か前まではきっと、町にいる普通のハンサムな男の子でしかなかった彼。その彼が今は帝国劇場でアクロバットをしている。自分に求められたことを真摯に懸命に行っている。その一瞬の覚悟を決めた表情を観た時、中島健人さんを一生好きでいると決めた。

夏の終りにパラダイスで観た彼は、以前の彼ではなかった。大人の男の人だった。

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